2016.07.09 06:25仏さまの宝物(改訂版) 昔、サンタクロースが日本の子供たちにもプレゼントを届けてくれるようになった頃のお話しです。雪がシンシンと降る、寒い寒いとあるクリスマスイブ。サンタさんは、仏さまのところに挨拶に行きました。仏さまは、パンチパーマのようなチリチリの髪型で、ゆったりとした服を着ていて裸足でしたがそのお姿は金色に輝いていました。「はじめまして、仏さま。日本の子...
2016.07.06 12:07おはよう、カラス昔、カラスは子供たちが暗い夜道に迷ったり、堀に落ちたりしないように、「早くおうちに帰りなさい」と鳴いて夕暮れを告げる役目がありました。時代はかわって街には街灯ができて、日が暮れても街は明るく、子供たちは迷うことなく家へ帰れるようになりカラスの役目も次第になくなっていきました。役目をなくして寂しそうなカラスに神様は新しい役目を与えました。暮...
2016.07.01 14:22雨のほとり人生、上手くいくことばかりじゃない。一生懸命やっていても、どしゃぶりの中にいるようなときもある。でも、雨はずっと同じ場所で降っているわけじゃない。少しずつだけど移動していく。雨が移動すると当然天気のさかい目、つまり雨のほとりも一緒に移動する。雨が過ぎ去ったその雨のほとりにはいつも澄んだ風が流れ、花が咲いていく。雨を知ったからこその雨のほと...